VRChatでモノ(髪の毛、耳、シッポ、胸など)をゆらゆらと動かすためには、今までDynamicBoneという有料のUnityアセットを購入して導入しなくてはいけませんでした。
↓DynamicBone 通常22ドルします
しかし、現在VRChatのオープンベータ版ではありますがVRChat公式が無料でその揺れモノ効果を付けることができる機能を搭載し、実際にVRChatでアバターアップロードして遊べるようになっております!
現在ではDynamicBone有のアバターも問題なく使用できますが、いずれはPhysBoneのみでやっていこうと公式は考えているようです。処理もPhysBoneが圧倒的に軽いので、アバター製作者はできるだけ早く慣れるといいかもしれない・・・
オープンベータ版のVRChatSDK3AVATARSを入手する
まだPhysBoneは公式版では入っていないため、オープンベータ版をUnityに入れます。
そのオープンベータ版はvrchat公式ディスコード鯖で配布されています!
OPEN BETAの#open-beta-infoの中の下の方にオープンベータ版SDK3AVATARSのインストール用リンクがありますのでクリックしてダウンロードしましょう。

新規のUnityプロジェクトにSDK3を入れる
まっさらなUnityプロジェクトに先ほどダウンロードしたSDK3ファイルを入れます。
今、VRChatSDK3が対応しているUnityのバージョンがわからない!って方は
このページでバージョンを確認することができますよ~
※DynamicBoneを入れる
すでにDynamicBone設定済みアバターの場合はもちろんDynamicBoneを入れておいてください。
また、それぞれのアバターの必要なシェーダーなんかも忘れずにどうぞ
※すでにDynamicBone導入済みアバターをPhysBoneに対応させる
すでに有志の方が非常に素晴らしい変換ツールを作成してBOOTHで出してくださっていますので、ありがたく使用します。しかも無料
まだ完全ではないところもあると記載されてはいますが、筆者が使用した限りではほぼ問題なく変換できました。
上記のツールをダウンロードしてUnityに入れます。
このツールを使う前に念のため変換前アバターデータはコピーしておくなりして保存しておきましょう!
上のタブに「Tools」タブが増えているのでそれをクリック→Dynamic to Physics converterをクリック

こんなウィンドウが出てくるので、Root Armature に変換したいアバターのルートボーンを入れて、Convert!ボタンをクリックすると変換が始まります。
VRMConverterを使ってVRMファイルをVRChat向けに変換したときに、揺れモノが”secondary”に入っている場合があるのですが、その場合はルートボーンで一度変換した後に、secondaryもRootArmatureに入れてもう一度変換する必要があります!
変換が終わったら、一度再生ボタン押して動かして確かめてみましょう
一からPhysBoneを設定する
今度は変換なしで1からPhysBoneを設定する場合です。
この場合はDynamicBoneが入ってなくても問題ありません!
設定といっても最低限の設定はほとんどDynamicBoneのものと大差ありません

あと操作するときはココを押した先で変更した方がいいです。

↑こんな画面になります。 元の画面に戻るには左上の赤枠囲っているところをクリックすると戻ります。
揺れモノを設定したいボーンにPhysBoneコンポーネントを追加します。

AddComponent→ 検索欄に ph ででてくる→VRC Phys Bone で追加できます。

Root Transform に揺らしたいものの根本のボーンを選ぶ そうすると白い棒?みたいなのが出てきます。 下のIgnore Transforms は揺れモノ範囲の指定ですが耳やシッポなどは特に設定は要らないです。
Forecesの4つの数値で揺れ方が変わってきます。
それぞれの詳細についてはこちらの記事がわかりやすく書いてくださっています。
※コライダーやおさわりギミックについてはこの記事では解説しません というか私もおさわりギミックはよくわかっていません・・・
設定をして再生して動かしてみて問題がなければアップロードしましょう!
アバターをアップロードする
アップロードします。 テスト版でアップロードしてもいいかもしれません
オープンベータ版VRChatで起動する
アップロードしたアバターを早速確かめてみましょう
そのためにはオープンベータ版のVRChatで起動する必要があります。

steam起動→ 左の欄にあるVRChatを右クリック →プロパティをクリック

ベータの open-beta- Open Beta を選ぶと自動的にVRChatバージョンが切り替わりオープンベータ版で遊べるようになります。 もとに戻す場合は なし を選ぶ
Physboneの視覚化方法
※もしこれで何も表示されなかったり動かない場合はPhysbone設定がうまく出来ていない可能性があります※
VRChat側の設定について
VRChat側の設定も確認してみてください!

SAFETY→Perfomance Options

DynamicBone → Convert~ はVRChat側で自動的にPhysboneに変換しますよのチェック この場合はDynamicBoneはないので外す Limit~ もDynamicBoneの制限なのでなくてもいいかも
おわりに
かなりざっくりとですがアップロード方法をまとめてみました。
Physbone何がすごいってquestにも対応してるんですよね~! 自分いままでquest対応は揺れモノが効かないからスルーしていたんですが、これはやるっきゃないと思いましたね。
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当記事の参考モデルはこのうさぎさんです。500円で販売中! VRMもあるのでclusterのアバターとしても使用できます。 ※まだPhysbone未対応です 正式に来たら対応させる予定ですのでよかったらいいね💛しておいてくださいね※
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