・Blenderでskyboxを作る方法を知りたい人
・clusterやVRChatのワールドでオリジナルの空を作りたい人
のために記事を書きました!
skyboxについてはUnity公式ドキュメントに記載があります。
BlenderやUnityに詳しいかたは上記の記事だけで事足りますが、Blenderでのレンダリング方法が掲載されていないのでもう少し詳しく解説していきます。
skybox用にレンダリングする
【Blender】6面テクスチャ形式でレンダリングしていく
正面・後ろ・右・左・真上・真下 の6面をレンダリングします。
レンダリング範囲を正方形になるようにする

カメラの視野角を90°にする

カメラを原点に設定し、Xの角度を90°にする それ以外は0°にする 高さは好みで決める(おススメは10~20メートル)

この時点の位置でレンダリングしたものを正面とする
レンダーエンジンはcyclesで行います。デノイズ除去のために、デノイズデータを出力する設定をしてからコンポジットタブでデノイズ除去のノードを繋げます。

正面をレンダリングしたら画像を保存します。この時どの部分になるのかを分かり易いように名前を付けて保存しましょう!
真下 右 真後ろ 左 真上
他の5面はZの角度を90度ずつずらしてレンダリングをします
真上と真下はXの角度を90度ずつずらしてレンダリングをしましょう

6面のレンダリングが出来たらこのような画像になっていると思います
【Unity】skyboxに設定する
UnityのAssetに先ほどレンダリングした6枚をドラッグアンドドロップで入れる
Unityで新規マテリアルを作成→Shader→Skybox/6Sidedを選択する

テクスチャを6枚設定するものが出てくるのでそれぞれの場所に合わせてテクスチャを入れていきます
下にぐるぐると回して確認できるウィンドウが出ているので順番を確認する

潰れて分かりにくいかもしれませんがテクスチャの境目が出てしまっています

Assetに入れた6枚のテクスチャの設定からAdvanced→Wrap Mode→Cramp に設定を変更しましょう
そうすると6枚のテクスチャのつなぎ目がきれいに消えます

あとは完成したskyboxマテリアルをシーンの空にドラッグアンドドロップすると反映されます!

完成~!
・正方形でレンダリング
・カメラ視野角90°、向きを90度ずつ4面と真上・真下の6面を書き出す
・skyboxの6面設定用シェーダーで設定する
以上で、Blenderをつかってオリジナルのskyboxが作成できます!
是非作ってみてください~
おまけ
上記の方法で作ったskyboxの確認動画です!
clusterでクリスマスワールドを作成するためにどうしても雪山と木々が遠景にあるskyboxが欲しかったので自作しました。
空はCC0ライセンスで公開されているHDRIのもので雪山と木々はBlenderのアドオンを使って作ったものです。 環境のシェーディングでノードを組めば、空もオリジナルのものが作れるので本当に無限大のskyboxが用意出来るようになりますよ~
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