Blenderは毛を表現することができますが、イマイチその操作方法については分からないことが多いので避けていました。でもどうしてもヒツジのキャラクターを作ってみたかったので調べて作ってみました。 参考記事が2年前のものでBlenderのバージョンが異なっていて操作方法が若干違っていたので現最新バージョン(2.90.1)でのやり方を画像付きで説明します。
ヘアーパーティクル初心者でもマネるだけでもふもふ感が出せるようになる
私もほとんど参考記事をマネていて深い知識はありませんのでBlender上級者向けの内容ではありません!
▲こちらの記事を参考にさせていただきました。
もふもふにするオブジェクトを作成する
まずはもふもふにするオブジェクトを作ります。
新規作成したらあるデフォルトのキューブでもいいですが、私は羊をつくりたかったのでUV球を作りました。
- レンダラーはCyles Render
- オブジェクトにはスムーズシェードをかける
- マテリアルを設定する(色は好きな色でOK)
- 環境光は強め
そうすれば準備完了です!
毛を生やす

★毛を生やしたいオブジェクトを選択している状態で
- 右側ツールボックスの「ParticleSettings」(スパナマークの一つ下)をクリックして開く
- 右上の+ボタンをクリックして新規パーティクルを作成する
- 「Hair」(毛)をクリックする
そうすると画像のようにウニのようになります。
毛を調整する
このままではウニなので色々調整していきます。

※画像が見づらくて申し訳ございません
「Emission」の「Number」を5000に その下の「Hair Length」を0.15に 変更します。
そうすると画像のように毛が整います。
Numberの数値を増やすと毛の量が増えます。
Hair Lengthは文字通り毛の長さの値です。小さいほど短くなります。
マシン負荷を下げる
このままだと大量の毛の計算でパソコンが重くなってしまいますので作業中に見える毛の量を調整します。

「Viewport Display」の「Amount」を10%に変更します。

すると毛の量が減りました。 しかし、レンダリングするとちゃんと設定どおりの毛の量がはえていますのでご安心を。
毛束感を出すための準備
後で毛のまとまり感を出すために 「Children」の3つのモードから「Interpolted」を選択しておきます。

なんだかモヒカンみたいになってしまいましたが大丈夫です。
一度レンダリングして確認してみる
ここで一度レンダリングして状態を確認してみましょう!

恐らく問題が無ければ均一な触り心地のよさそうなものが出来ているとおもいます。
Blenderのレンダリング方法
毛束感を出す
このままでも触り心地がよさそうですが毛束感を出していきます。
先ほど触った「Children」の中の「clump」の数値を0.6にします。
そうしてまたレンダリングをしてみるとこのように毛束感が出ているのがわかるかと思います。

無造作感を出す
リアリティを出すために毛束の流れを無造作にする設定をします。


-
「Hair」のすぐ下にあるAdvancedにチェック
-
下にPhysicsが出てくるのでその中のTypeをNewtonianに変更
-
更にその下のForcesのBrownianを0.05に変更

そうしてレンダリングをすると・・・・
完成!
まとめ
こちらの記事とにらめっこしながら最新バージョンでも出来る方法を探りました。改めて感謝いたします。
設定した値は一例です。色々弄ってみながら理想のもふもふを探すのも楽しいかもしれません。
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